3DCG屋さんの活動記録

PROFILE ★★こんな人です

映像制作会社でクリエイティブの修行中。日ごろはMaya&AEを中心にいろんなCGソフトを触りながら、TD寄りの作業が好きで、インタラクティブな体験型空間演出をやりたいと模索中。面白いこと新しいこと大好きな『素直』でいつづける

2017年5月6日土曜日

Motioncapture with Kinect for BGE 〜モーキャプ保存&BVH出力


Kinectのモーションキャプチャ情報をリアルタイムにBlenderに送るソフト『NI MATE』。
(スタンドアロン&3DCGソフト用のプラグインを使う。Mayaプラグインもある)

Blenderに情報を送って、ボーン制御までできた。
リアルタイム作品にはこのままで良いんだけど
せっかくなので仕事にも生かしたいと思った時にBVHで保存するのは必須!!
ということで、モーションキャプチャの記録とBVH書き出しまでやっちゃいます。

➡︎参考動画
       NI MATEからのデータをBlenderでレコーディング

手順は以下の通り

①NI MATE起動してKinect認識 & BlenderへOSC送信 (前回まででやった)


②BlenderのNI MATEの設定(前回までで。アニメつけたいArmatureと命名リンク)


③ここでシーンのFrameRate設定。高いfpsでは高いパソコン性能が求められます!
 ※Kinectのハードスペックは30fpsまで


③画面下のAutoKeyをONして、再生。同時にNI MATEをStart
   タイムラインが再生&リアルタイムモーションキャプチャ➡︎自動でキーアニメ


④出力するキーアニメのついたArmatureを選択して、Export/BVH書き出し!


⑤BVHの出力設定は、ScaleとFrameRange、あとオイラー角の回転順序を指定。
ちなみにMayaの回転順序はXYZです。
※ローテーションオーダー(回転順序)の重要性についてはこの動画をどうぞ!





以上!


今回のポイントは、NI MATE有償版だけの機能モーションキャプチャの記録 が、無償版だけでもできるということ。
それは、BlenderのAutoKey機能を使って一旦キーアニメにしてからBVH保存する方法でした。
ArmatureとNI MATEの設定さえしていれば、記録&書き出し作業は超簡単!

ただよく考えたら、Blenderでの作業が一手間&データロスもありえる不安定部分なので、
NI MATEからのOSCデータを直接テキストに保存するアプリを作れば良い(python?)。
もしくは、そもそもNI MATE介さずにKinectからのデータを直接テキストに保存すれば?
・・・というのはまた次の話で。


とりあえず、無料でモーションキャプチャからBVH書き出しまでできる!
ってことはスゴイです。


※ Blender小ネタメモ
◆再生・停止のショートカット  Alt + V


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