3DCG屋さんの活動記録

PROFILE ★★こんな人です

3DCGを活用した映像や没入体験コンテンツの制作をしています。テクノロジーの社会実装に興味があり。テクニカルディレクター。面白いこと新しいことにワクワクする気持ちに『素直』でいつづける。

2025年7月1日火曜日

MacbookでGemini CLIを使うまでの完全セットアップ手順(成功記録)


GoogleのAIモデル「Gemini」をローカルのターミナルから使うために、MacBook ProでCLIのセットアップを行いました。環境変数やパーミッションで詰まったものの、最終的に成功したので手順を記録します。

✅ 環境

  • 端末:MacBook Pro(Apple Silicon)
  • シェル:zsh
  • 目的:Gemini CLIでチャットやスクリプト実行
  • APIキー:Google AI Studioで発行

✅ セットアップ手順

1. nvmでNode.js(LTS)をインストール

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash
source ~/.zshrc
nvm install --lts
nvm use --lts

2. Gemini CLIをグローバルインストール

npm install -g @google/gemini-cli

3. APIキーを環境変数に設定

一時的に使う場合:

export GEMINI_API_KEY="あなたのAPIキー"

恒久的に使う場合(起動時に有効):

echo 'export GEMINI_API_KEY="あなたのAPIキー"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

4. Geminiチャットを開始

gemini chat

🎉 これでターミナル上に対話プロンプトが表示されます。

✅ 補足メモ

  • 一部バージョンでは ~/.gemini/config.json を読まず、環境変数が必須
  • nvm を使えば npm の権限エラー(EACCES)を回避できる
  • APIキーを保護したい場合は:
    chmod 600 ~/.gemini/config.json

✍️ 最後に

CLIでGeminiを使うと、ちょっとしたプロンプトテストやスクリプト実行がとても便利になります。 Chatアプリを作ったり、テキスト解析に活かしたり、今後も活用していく予定です。

2025年4月13日日曜日

今どこにいる? 迷わないプロジェクト設計術(企画、設計、開発、運用展開)


 


プロジェクト全体フェーズ整理

【STEPで考える:プロジェクトの大枠フェーズ】

STEP

フェーズ名

概要

キーワード例

1

企画

何を・なぜやるか決める

コンセプト設計、ターゲット定義、目的の明文化

2

設計

どうやって作るか決める

要件定義、機能整理、画面設計、データ構成

3

開発

実際に作る

実装、テスト、フィードバック対応、納品準備

4

運展(運用・展開)

作ったものを公開・提供し、使われ続ける仕組みにする

展示設置、商品販売、体験提供、広報、フィードバック収集


STEP 1:企画フェーズ

  • - 社内・関係者ヒアリング(課題やニーズの把握)

  • - コンセプト・狙いの整理(なぜやるのか)

  • - 対象ユーザーや体験者の設定

  • - 展示/使用シーンのイメージ共有

STEP 2:設計フェーズ

  • - 要件定義(ユーザー操作、機能、環境)

  • - 機能整理(必要な機能の一覧化)

  • - 画面設計(ワイヤーフレーム、UI設計)

  • - データ設計(使用ファイル、状態遷移など)

  • - 仕様書作成(外部共有・開発連携用)

STEP 3:開発フェーズ

  • - 開発環境・アセット準備

  • - 実装(機能単位で組み立て)

  • - 中間テスト・修正対応

  • - 最終ビルド・安定化

  • - 現地セットアップ準備(端末設定など)

STEP 4:運用・展開フェーズ(公開・提供・活用・発展)

  • - ローンチ準備(展示設置/販売準備/公開イベントなど)

  • - ユーザー導線と体験品質の最終調整(現場導線・接客・混雑対策)

  • - 商品や体験の説明資料・多言語ガイド・販促ツール整備

  • - プロモーション施策(SNS・メディア・広告・パンフレット)

  • - 初期運用・運営体制整備(現場サポート・トラブル対応)

  • - 利用者の反応やデータ収集(アンケート・レビュー・ログ)

  • - 成果の見える化(報告・効果測定)と次回・他拠点展開の検討

このように、「企画 → 設計 → 開発 → 運用・展開」のSTEPで整理することで、展示や商品、体験施設など、さまざまなプロジェクトに対応可能な全体像がつかめます。関係者との合意形成や事前の方向性共有にも有効な視点です。


2025年2月20日木曜日

MetaQuest 3SでPCVR!Air Link & SteamVRなどゼロから環境設定(はじめてセットアップした備忘録)


 



必要なもの

▼ハード

  • Meta Quest 3S
  • Windows PC(ゲーミングPC推奨)
  • 無線ルーター(Wi-Fi 5GHz推奨, Wi-Fi 6対応なら尚良し)

▼ソフト

  • Meta Quest Link(Winアプリ)
  • Steam(Winアプリ)
  • SteamVR(Winアプリ)

アジェンダ

  1. Quest 3のセットアップ
  2. Air Linkの接続トラブルと解決策
  3. SteamVR導入 & PCVR環境構築
  4. VRアプリで体験!
  5. トラブル発生…Quest 3を工場出荷時リセット
  6. まとめ & 次のステップ



Quest 3のセットアップ

Quest 3を自分のアカウントで登録。
目的は「MRでみんなが見れるVR体験」だけど、Richie's Plank Experience for MetaStor が900円という安さに一瞬脱線。

(MetaStoreとSteamで同じ名前のソフトでも別商品)


Air Linkの接続トラブルと解決策

有線のMeta Linkは即成功! PC画面がQuestに映って感動。
しかし、無線のAir Linkが認識されない…
PCは有線LAN、QuestはWi-Fi 5GHzで接続しているが、Air Linkのオプションが出ない。

解決策

  1. Windowsのファイアウォール(パブリック)を一時的に無効化
  2. Quest 3の設定に「Air Linkを有効にする」ボタンが出現!
  3. Air Linkが成功し、無線でPCのデスクトップが映る!



SteamVR導入 & PCVR環境構築

Air Link成功!次はSteamVRを試そう…と思ったら、
SteamVRがインストールされてない!盲点だった。

セットアップ手順

  1. SteamVRをインストール
  2. PC再起動 & OpenXRランタイム有効化
  3. Quest 3でAir Link再接続
  4. SteamVR起動!

おお!VR空間が広がる!



VRアプリで体験!

お絵描きアプリで3Dスプレーを使い、オブジェクトを動かす感触が最高!
「VIVEではやったことあったけど、スタンドアロンでPCVRが動くのは感動。」

💡 ポイント

  • ヘッドセットをしっかり固定 → トラッキング精度UP
  • 視線の調整 → ぼやけず鮮明な映像
  • 空間スケール & パーティクル表現が最高!


トラブル発生…Quest 3を工場出荷時リセット

SteamVRの途中で謎のパスコード要求 → 入力してもエラー連発。
スマホ & アプリ再起動してもダメ。
最終手段として工場出荷時リセット を決断。

初期化後の再設定

  1. スマホアプリでデバイス登録(開発者モードON
  2. アカウント & Wi-Fi設定
  3. OpenXRランタイム有効化
  4. SteamVRを再起動!


PCVR成功!Air Link & SteamVRで遊びまくる!

ついにSteamVRが起動!
「これがAir LinkのPCVRか…!」
お絵描きアプリで空間に描く感覚が楽しすぎる。


💡 今日の成果
Air Link成功!PCデスクトップを無線ミラーリング
SteamVRでVRアプリが動作
PCVRならではの自由なVR体験!



次のステップ

PCVR最高!次はMR合成を試すぞ!🎨🚀



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※もくもく会からの検証記録雑記メモを、GPTに整えてもらったものです。5分。

2024年12月19日木曜日

iPhone活用のお手軽動画編集フロー


◽️撮影→編集 をとにかく早く、お手軽にしたい!!ということで

超少人数(ほぼワンオペ)&超短期間プロジェクト(数日レベル)でのフロー検証してみたメモ。


時間と手間をかけず、とにかく速く!

後から細かく調整。


▼環境

・撮影機材(iPhone16 Pro Max + DJI OM6)

・編集ソフト(iMovie(iOS) ,  iMovie(Mac),  FinalCutPro)


▼フロー

📱 iPhoneで撮影

📱 iPhoneのiMovieでOKテイク動画を繋げる

※ここではトリミングしない!

📱 iPhoneのiMovieで「プロジェクトを送信」をして💻MacにAirDropで送信

※通信速いから有線使うべし!

💻 MacのiMovieで再編集

※トリミングとか。案件によってはここでMAしてもいいかも。

💻 iMovieで「ムービーをFinalCutProに送信」でプロジェクト移行

💻 FinalCutProのライブラリ「iMovieライブラリ」に表示されるようになる



💻 私は外部ストレージ(外付けSSD)にライブラリ(イベント)を保存したいので、FinalCutProで新規ライブラリを作成して、そこにiMovieライブラリからドラッグ&ドロップでコピーする。


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以上!

最後のやつをしないと、ユーザー/ムービーフォルダに溜まるので内部ストレージがすぐパンパンになる。。。

ライブラリやイベント、フッテージの保存場所を常に意識して余裕を持った運用を。

余裕の目安として私は200GB~

2024年11月5日火曜日

MayaプロジェクトをGit管理する


GitLab 上のプロジェクトを、

TortoiseGit を使って運用する。

Windows11

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ignoreリストについて




MayaプロジェクトをGit管理する





2024.11.5参考
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概要
必要なソフトをインストール
GitLabのアカウント作成と設定
Gitクローン作成
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必要なソフトをインストール
■TortoiseGit
ダウンロード&インストール
■Git
インストーラダウンロード
実行してインストール開始
GitLabのアカウント作成と設定
GitLabアカウント作成して、アクセストークン作成(更新する際の署名)
アカウント作成
アクセストークン作成
下記サイトを参考に「アクセストークン」を作成してください。
Gitクローン作成
ローカルにクローン作成(初回)
任意の場所に「git_Project」フォルダ作成。(手動)
その中で右クリック「Git Clone」
URLにリモートリポジトリURLをペーストして、「OK」
GitLabの認証画面が出たら、「Token」を選択して「メールアドレス・AccessToken」を入力する。
そうしたらファイルのDLが始まる。下画面になったら成功。
TortoiseGitの使い方
作業前にリモートリポジトリから更新分を反映(作業前に毎回))
project

フォルダで右クリックして「Pull」
更新内容をコミット(更新するたび)
project

フォルダで右クリックして「Commit&Push」
コミット時のルール
更新内容を簡単にコメントする。何をどうした。
更新するファイルをチェック
準備は終了。実際にGitの作業環境をローカルに作成する。
<流れ>
・クローン作成(初回)
・作業前にプル(リモートリポジトリの更新を、ローカルリポジトリに反映)
・作業後にプッシュ(ローカルリポジトリの更新を、リモートリポジトリに反映)
管理者用メモ
初期プロジェクト作成。GitLabで作成(BlankProject)
ignoreリスト作成(mayaプロジェクトは)